登山外来

登山外来

Outpatient Care

登山外来は、アウトドアで発生する
病気の予防と治療を行っています

山に関わる皆さまの登山や活動をより安全にするための、以下の3つのアプローチで医療を届けています。これから登山を始める方、百名山を目指す方、少し歳を重ねて不安のある方、遠征や冒険を目指す方、山岳地で従事される方、山岳ガイドの方、レスキューにご尽力下さる方など山岳活動に関わる皆様を応援します!
特に、事前検診をお勧めしています。詳しくは、登山者検診/治療ページをご覧ください。

2018年5月 エベレスト山頂にて
2018年5月 エベレスト山頂にて

登山外来の主な3つの内容

病院受診

登山者検診/治療
  • 登山者検診※1
    (心臓、肺、血管のチェック)
  • 診断書作成
    (渡航用、大会出場、英文化)
  • 体力・心肺機能測定
  • 野外特有の傷病の治療※2
    (低体温症、凍傷、高山病、減圧症など)
登山前相談
  • 国内登山の医療アドバイス
  • 海外登山・遠征準備の医療アドバイス
  • 山岳地で必要な医薬品のアドバイス
    (処方は自由診療にて適宜)
  • エピペン処方
  • ※1 内容は実施詳細をご確認ください。
  • ※2 受入可否は医療機関、または、医療機関のその時の状況によります。

電話相談

遠隔健康医療相談
  • 初めての方を対象
  • 登山者検診に受診するほどか分からない方
  • 電話での相談
  • 全国どこからでも可能

実施場所

全国どこからでも可能です。実施の際は、厚生労働省の指導に従い、本人確認と相談記録の記載のため、札幌孝仁会記念病院(旧 北海道大野記念病院)にカルテを作成いたします。札幌孝仁会記念病院から、ご登録いただいた環境にお電話致します。

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登山外来は予約制です。
ご予約は入力フォームまたはお電話で。
アクセス・お問合せ・お申込について

ご予約から受診の流れ

ご予約から受診の流れのフロー図
様々なアウトドア活動に関わる皆様が対象です
  • 登山・トレッキング
  • 山岳救助
  • 高所での酸素利用
  • 高所登山・セブンサミッツ
  • スカイスポーツ
  • ミックス・アイスクライミング
  • the Challenged
  • 山岳ガイド
  • 山スキー
  • ロッククライミング
  • スノーモービル・skidoo
  • マウンテンバイク
  • トレイルランニング
  • スキューバダイビング

登山者検診受診者例

  • 70代男性 登山をするとなんとなく胸が苦しい感じがする。年齢のせいか、体力が落ちたせいなのか、心配なので診てほしい。
    登山者検診で検査をした結果は“狭心症”でした。早期に発見し治療後に、どの程度のペースが登山に適しているか登り方の指導を行いました。元気に登山を継続しています。

    病気による症状を体力や年齢のせいと誤解してしまうことがあります。受診していただきとても良かった例です。

  • 70代男性 高血圧があるが、登山などの運動をしても大丈夫か?
    登山者検診で検査をした結果“腹部大動脈瘤”が見つかりました。手術を行い、破裂を回避できました。翌年、富士登山に成功しました。

    持病のある方は合併症が隠れている場合がありますので、受診していただき、登山時ばかりか日常生活での危険までも見つけることができました。

  • 50代男性 エベレストに登る予定。事前に心臓の状態を確認したい。
    登山者検診で検査をした結果は“狭心症”でした。病状から薬物治療と運動指導をし、高所登山におけるリスク回避の指導を行いました。登山中は指導内容を徹底し、節度ある行動を心がけられ、無事にエベレスト登頂に成功しました。

    病気があっても、その程度によって治療をしたり、登り方を工夫することで、登山中のリスクを減らすことができます。優れた自己管理を果たされた一例です。

  • 30代男性 トレイルランニングの国際大会に出場したい。心肺機能を確認し、診断書を作成してほしい。
    登山者検診で検査をした結果、病気は認めませんでした。出場に問題ない、という診断書を英文で作成しました。検査結果から持久系運動能力の評価ができ、トレーニングの改善につながりました。

    大会前の健康診断のみならず、ご自身の持久系運動能力を正しく把握して、最適なトレーニングに生かすことも可能です。

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