救助要請の仕方
いざ、1人で手に負えないという状況になったら、速やかに110番、あるいは119番に電話しましょう。どちらでも構いません。ためらって救助要請が遅れ、日が暮れてしまうと、救助に来れなくなることもあります。山の中で、1日遅れると、命取りになることがあります。ここは腹をくくって助けを呼びましょう。
救助隊の方に、どのように伝えるのが良いのかを教えてもらいました。ご紹介します。
1.「山岳遭難です」と最初に言いましょう。
電話に出る人は、街の交通事故や事件や病気を扱うことが殆どです。山岳遭難は割合としては少ないので、最初に主旨を伝えてしまいましょう。どんどん携帯のバッテリーが減りますから、要点が重要です。
2.「場所」を伝えます。
途中で電波状況が悪いと、通信ができなくなりますが、場所さえ伝えておけば、より早く探してもらえます。最近の携帯電話はGPS情報を伝えてくれますが、エリアの精度が高くない場合や、通信状態が悪い場合には、おおよその位置しか伝わらないことがあります。
110番は敷居が高くて、家族や友達に連絡してしまう、ということがあります。家族からの救助要請の場合、遭難者のいる場所を特定できませんから、探すのに時間がかかってしまいます。
3.バッテリー温存
携帯電話などは、バッテリーを温存するため、余計な電話はかけないようにしましょう。通信は命綱です。家族への連絡は警察に任せ、あちこち連絡せずに待ちましょう。また、冷えるとバッテリーが消耗するので、胸やお腹に入れて温めておきましょう。
本記事の#キーワード
- 記事の引用に関して
- 当サイト内のコンテンツは、すべて著作権で守られています。
また命に関わる情報を含みますので、間違った解釈を招かないよう、無断での二次利用を禁止しております。
利用をご希望の場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
引用の際には、著作物の題号や著作者名が明らかにわかる表示(サイト名・URL等)が必要です。
引用元のない利用を見かけた場合は、ご連絡ください。