山岳医療救助情報

山岳医療救助情報

Mountain Medicine and Medical Rescue Information

道警式単独持ち上げ要領

ICAR2018で紹介されたフランス警察の方法を日本人の体格に合わせて改変し、Version1とVersion2を作成しました。
Version1の方が、要救助者の自覚として脊椎の安定感が高いです。

※道警式単独持ち上げ要領 ver.1:脊椎損傷要救助者を一人で動かす方法 
〜 Based on French Police method 〜

①救助者は、ハーネスと簡易チェストハーネスを装着する。

②スリングをズリ上げて要救助者の腰に簡易ハーネスをとりカラビナをセットする。

写真1

写真2

③長さを調節可能なスリングを要救助者の首の下から通して背中の肩甲骨の辺りまでずり下げ、胸の中心でカラビナをセットする。

写真3

写真4

④要救助者にとった胸のスリングを、長さ調節できるようにする。

写真5

⑤要救助者の簡易ハーネスのカラビナを救助者のビレイループに、要救助者にとった胸のスリングを救助者の簡易チェストハーネスに、セットする。

写真6

⑥頭部を保持して立ち上がる。(もう一名の救助者が担架等を差し入れる。)

写真7

※道警式単独持ち上げ要領 ver.2:脊椎損傷要救助者を一人で動かす方法 
〜 Based on French Police method 〜

①救助者は、ハーネスを装着する。

②スリングをズリ上げて要救助者の腰に簡易ハーネスをとりカラビナをセットする。

写真8

写真9

③長さを調節可能なスリングを要救助者の首の下から通して背中の肩甲骨の辺りまでずり下げ、胸の中心でカラビナをセットする。

写真10

写真11

④要救助者にとった胸のスリングを、長さ調節できるようにする。

写真11

⑤要救助者にとった簡易ハーネスのカラビナを救助者のビレイループに、要救助者のと胸のスリングを救助者のウェストベルトにセットする。荷重を分散させる。

写真12

⑥頭部を保持して立ち上がる。(もう一名の救助者が担架等を差し入れる。)

写真13

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