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『助かる命を救いたい』

そう思ってこのサイトを始めました。

「山の医療」とは、山で発生する病気や怪我への医療を指し、高山病や低体温症などの医学が発展してきました。これを「山岳医療」と呼びます。この医療は山に入る人の安全を守るためにあります。医療というと医者が行うことのように思われがちですが、山岳医療は登山者が自ら取り組むものです。山で病気や怪我をした場合、救助隊員が駆けつけるまでには一定の時間がかかるため、現場に一番近い登山者自身が応急処置を行うことで、命を救い、体のダメージを小さくすることができます。

「医療救助」 搬送が救助活動だった時代は終わり、現代の山岳救助は、隊員の安全、遭難者の救命、後遺症の軽減、を図った救助技術が進歩してきました。私は、現在、全国警察山岳遭難救助の医療アドバイザーを行っていますが、山岳医療を制度として救助に導入し、格段に遭難者の救助が発展するとともに、隊員の安全に寄与できるようになってきています。中でも北海道警察山岳救遭難助隊と構築した「低体温症ラッピング」は、医学の知識を救助と搬送に取り入れた、実践的な医療救助として人命を救う実績を残しています。

「山岳医療」の学問を作り支えるのは医療者、研究者ですが、「山岳医療」の担い手は、山に入る人自身です。私たち医療者は、「山岳医療」が本当に皆さんのものになるよう科学としてさらに進歩させ、多くの人が実践できるように伝える努力をしていきたいと思います。

写真:大城 和恵
大城 和恵
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